現場奉行シリース周辺知識
このページは、現場奉行シリースを販売していただく場合に必要となる周辺知識をまとめた ものです。 販売活動をされる前知識として御活用ください。
東京都内にある監視カメラの話 東京都内の信号機のついている大きな交差点には監視カメラが付いています。高速道路は もとより、一般道路でも、首振とズームができるロボット・カメラが各交差点に2台ずつ 配備されているのです。 都内だけでも 6000台といわれる、この巨大システムは、警視庁 と、もよりの派出所で映像を見る事ができるようになっているそうです。 新宿 世界でも、このような装置を配備している都市は少なく、もちろん過去に巨大な予算を使 い、首都の有事対策として東京都が行った事のようです。 このときの副産物として、現在ホームビデオ等でも使われている CCDカメラと長距離の有 線映像配信の為のケーブルテレビの装置が出来上がりました。 聞いたところによると、T 社 H 社 がカメラ装置を担当し、N 社が 有線映像配信を担当 したそうです。 もちろん 20年も前の話ですので当時としては共に画期的な技術だった のです。その当時は、ビデオ・カメラといった言葉もなく、テレビ・カメラと言っていた 時代です。 首振ズームを屋外で システム・インテギュレイティッド(SI)や NEC で言う C&C は、簡単な言葉で言うと 『つながるぞ・ひろがるぞ』の実現でしょう。 マンガの世界で言えば『どこでもドア』 や『どこでも窓』といったことになると思います。首振ズームの機能をそなえたカメラ を屋外に配備できる事は、これに非常に近い事が実現できるものと考えます。 映像で見る事の有意義さ 私自身も、長年コンピュータ・システム開発に携わって来ましたが、データを表示する システムの時代は終わりを告げようとしているのではないでしょうか? 例えばデータには編集がつきものである事は今や周知の事実です。 私には国会などで もめている話の多くも、この問題に起因すると思われてなりません。 世の中の経営者の方は慢性的に『書類やデータを使って社員達にだまされてはいないか』 と考える方も多く、これは当然です。 映像を使えば、このような問題の多くを解決する事もできると考えます。 旧来の屋外ロボット・カメラ・システム 現場奉行シリーズでできる事は、システム屋にとっては珍しい事ではありません。 初頭に述べた東京都の交通監視システムでは20年前に計画され15年前には達成されて いた事です。 しかし、実際普及の為には問題点がありました。 1.カメラ部は、あまりにも頑丈な作りであるために大きく重い。約20kg 2.そのため、取付け取外しが大変で、工事費用がかかりすぎる。約30万円 3.ケーブルも太く重いので、引き回しにクレーン等必要 4.各種、オプション装置は何でも揃っているが大きく重いので場所をとる 5.値段が高い 例えば、事務所から500mくらい離れたところに、旧来のロボット・カメラを設置し ジョイスティックで操作ができ、テレビ画面で監視映像が見られるシステムを見積ると カメラ部100万円、映像を長距離電送する為に50万円、ジョイスティックを使える ようにするのに80万円、さらに工事費 30万円といった具合になります。 現場奉行シリーズが、これらの問題点を克服している点は述べるまでもありません。 コンビニ等の監視システムとの差別化 監視カメラと言えば、コンビニにある監視カメラ・システムです。カメラ4台、テレビ 画面を4分割にし、長時間録画のビデオ装置まで入って100万円以下の値段となって います。 はっきりいって、固定型(首振ズーム無し)の監視カメラが御客様のニーズ なのであれば、大量に世の中に出回っている、これらの装置がベストです。 監視 現場奉行の営業活動を行うのであれば、御客様が必要としている内容に首振ズームが含 まれる事を確認してからの営業活動が好ましいと考えます。 しかし、固定カメラの市場は既に世の中で飽和しており、ロボットカメラのニーズは これからの市場であると思われます。 例えばこれらの固定式監視カメラがまだ300 万円もしていたころは、たまに大手デパート等で見かける事がある程度でした。 100万円レベルの価格になって始めて、これらが大々的に普及した事は周知の事実です。 もちろん、安くなったから、小型になったからと言うだけでは、商品は売れません。 時流にあった使い方を理解する事が、設備を投資する御客様にとって重要な事です。 そのため、SYSCOP では 21種類のウハウハ提案例 を用意させていただきました。 インタ−ネット・ライブ・カメラ この言葉は結構普及しているようで、ライブ・カメラを設置したいと言う問い合わせも 結構来たりしています。 現場奉行は特に屋外にライブ・カメラを設置したい場合には 格好の装置と言う事になります。 また、Open Net View と現場奉行を接続すれば、 パソコンを用いなくてもライブ映像をインターネットに放映する、動画サーバが構築 できます。 現場奉行シリーズは一貫してパソコンを必要としないシステムです。 テレビ電話に接続しても、インターネットに接続しても、パソコン無しでロボット・ カメラを遠隔地から操作できる点は、誰もが驚かれます。 しかし、インターネット・ライブ・カメラといった事で問い合わせいただいた御客様も じつは、ほしかったのは単体の現場奉行であったり、テレビ電話との接続であったり する場合が多いのも事実です。 インターネットでの動画サーバーは、インターネット のプロトコルである TCP/IP 自体の問題から、高速での動画電送が実状では困難である 事も周知の事実です。 監視映像として、それも動画となると高価な設備を導入するか テレビ電話のように独自の方法で通信を行うか、しか方法がないのが実状です。 パソコン接続用ロボットカメラ CANON からは VC-C3 、SONY からは EVI-D30 と EVI-G20 が発売されています。 カメラ VC-C1 EVI-D30 EVI-G20 VC-C3 当初は、屋内でパソコンに接続するカメラの豪華版として発売され、テレビ会議システム 等で採用されているカメラです。 現場奉行では、これらを屋外に設置する事から開発がスタートしました。当時は CANON の VC-C1しかなかった時代です。 現場奉行の基本はリモコン操作 現場奉行も最初はパソコンの矢印キーで操作するようになっていました。しかし、パソコン はよく壊れます。 現場奉行は壊れていなくても、パソコンがおかしくなったから見に来て くれ、といった事が多く発生し、困っていました。 そこで、SYSCOPでは赤外線リモコンの 信号を解釈し、それを長距離伝送する独自の装置を開発、完全にパソコンの世界から脱却 し、誰もが使える現場奉行が完成したのです。 リモコン ダイヤリング・ムーバの秘密 筆箱サイズのダイヤリング・ムーバは、テレビ電話 Phoenix mini と現場奉行を接続する アダプターです。 これさえあれば、Phoenix mini は遠隔地の現場奉行を操作できます。 操作する側では、Phoenix mini 以外の装置は必要とせず、ダイヤル・キーで操作できる ので、とっても便利で多くの活用方法が考えられる事になります。 普通、これと同じ事を行おうとするとパソコンが双方に必要となりますが、ダイヤリング ムーバを使うと、カメラ側にのみダイヤリング・ムーバがあれば良いので、ダイヤリング ムーバ1台でパソコン2台分の仕事をするという事もできます。(少々乱暴ですが) NEC が出している Media Point と言う装置は、これと同等の事ができる優秀で安価な装置 ですが、やはり、双方にこれが必要となり、結果コストもダイヤリング・ムーバの方が大 分安くなります。 さて、ここからが秘密の部分です。 ダイヤリング・ムーバは何故このような小さな装置で それも相手側に何も必要とせず、このような離れ業が可能なのでしょうか? それは、ピポパ音の利用です。 ダイヤリング・ムーバはダイヤル・キーを押した時に出る ピポパ音を解釈し、赤外線リモコンの信号に置換える装置なのです。 したかって、パソコン等を必要とせず、安定した操作が遠隔地から行える画期的なシステム となっているのです。販売員の方がこの装置を販売された場合に一番心配となる、販売した 後での苦情も、この単純な方式であればトラブルの発生する要素が少なく、そのために 安心して販売していただけるものと確信します。 作成;1998.4.2 株式会社 シスコップ 福田 TEL 0427-74-0747 Phoenix mini,OCN,ISDN は(株)NTT殿、VCC3は Canon(株)殿、の商品です。
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