インターネット・テレビ電話 VS 専用テレビ電話
 はじめに
Phoenix mini などの専用テレビ電話の将来を考えた場合、インターネット上のテレビ 電話との関係は、無視できないものとなります。 インターネット上では、マイクロソフト・ネット・ミーティングを中心に、無料で使え るテレビ電話や、インターネットライブ・カメラが存在します。 これらの事を考える と専用テレビ電話には将来が無いのではないかと考える方も大勢いらっしゃるのではな いでしょうか? 今回は、専用テレビ電話とインターネット上のテレビ電話、やライブ カメラの違いを明確にし、専用テレビ電話の将来を予測してみたいと思います。
専用テレビ電話の通信費は高いのか?
インターネットは、プロバイダーとの接続料金とプロバイダーまでの電話代が常に発生 します。 但し、日本はおろか世界中、どこと通信を行っても、その費用に変わりはあ りません。(誰でも知ってますよね。。) もしもテレビ電話で、長距離の接続を行っ た場合は、大きな通信料金の差が出ます。 しかし、例えば店舗経営者が自宅から店舗 の様子をテレビ電話で見るといったケースを考えたらどうでしょうか? 大半は市内局番となるわけですから、3分10円が通信費用となります。(2Bだと倍) これと同じ事を、インターネットライブ・カメラで行った場合は悲惨です。 映像を発信する側も、映像を見る側も、どちらも通信費が発生するだけでなく、発信す る側は、普通つなぎっぱなしになります。 インターネット・テレビ電話では、つなぎ っぱなしにはなりませんが、やはり通信費がダブルで発生します。 相手が市内の場合は、テレビ電話の通信費は、十分安い。。と言えます。 但し、長距離の場合は高いので気をつけましょう。といったところです。
インターネット・テレビ電話は進歩するのか?
はっきりいって、現在のインターネットテレビ電話やライブカメラは、Phoenix mini など専用テレビ電話の映像と比較すると、速度も画像も低レベルであると言えます。 パソコンを使ってなんでこの程度なんだろうと思う方も多いと思います。でも、その 原因は、パソコンや通信回線にあるわけではありません。 現状のインターネットプ ロトコルであるTCP/IPが、事実上の通信速度を補償しない思想の上で考えられ た物であるため、送信された画像が基本的には何時相手側に届くのかがはっきりしな いままに通信を行っているからなのです。 具体的に言えば、あなたの接続している プロバイダーのキャパシティーが小さいと、パソコンやISDNが速くても無意味な のです。 TCP/IPの思想は、交通機関に例えると、道路交通網のようなもので 鉄道のようにダイヤグラムが決まったものではありません。 夜の11時になると、 日本中のインターネットが遅くなるのは、ラッシュアワー時の道路の混雑と全く同じ 事なのです。 もしも、インターネット・テレビ電話やライブカメラの速度を一定の ものにできるのであれば、確かに大革命ですが、インターネットのプロトコルをTC P/IPでない、他のものに変えない限りは不可能だと思います。 この前もテレビで、“あと2年でインターネット・テレビ電話は、通常のテレビのよ うな映像品質になる”と言っていた人がいました。 でも、それは、圧縮効率などを 今の数倍レベルに高める事ができると言っているのであって、ラッシュアワーを解決 する方法を考えついたと言っているわけではないのです。 もし、本当に通常のテレビのような映像品質になった場合には、インターネットとい う呼び方をしなくなると、私は思いますし、同じ考え方で現実の交通機関のラッシュ アワーの問題でさえ解決できるのではないかと思います。 いずれにしても、専用テレビ電話の品質と同等の事が出来るようになる技術的な見通 しは、全然立っていないと考えて差し支えないと思います。
テレビ電話は独立したシステムでないと困ります
昔から、鉄道、水道、ガス、電話回線は独立した系になっています。 つまり、停電 になっても全部止まったりしないように出来ていたのです。それは何故でしょうか? 例えば、これまでの電話を考えて見てください、インターネット電話という方法もあ りますし、これまでに電話のついたパソコンというのも発売された事がありました。 でも、ちょっと不便だったはずです。 例えば、パソコンが壊れた場合とか操作が解 らない場合は、やっぱり電話で誰かに助けを求めたりするわけです。 その時にパソ コンの中に電話があったら、すごく不便です。 電話など生活必需品の類は、他の機 器や環境の影響を受けにくい形態にするのが、正しい生活システムの設計です。 百歩譲って、インターネットが驚異的に高速化したとしても、 近距離の通信費が高くなる点は、ほぼ世界共通の問題点です。 また、独立した系でないと実際は使いにくい点もあります。 これらの事から近年中 に、専用テレビ電話が、インターネット・テレビ電話やライブカメラによって、その 存在価値が無くなるなどということは、ありませんので、安心してVTIシステムの 導入をご検討下さい。 御問い合わせ先 株式会社 シスコップ 担当 福田 TEL 0427-74-0747
fukuda@syscop.com
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Last Updated - 99/07/09